若手教員集まれ!がちゃがちゃクラス

(1) 教員不足を意識した教師の楽しさを伝える場

沖縄県内の学校と連携しながら、特に新採用教員を対象に教師の困り感に対応したテーマを取り入れ、年間を通して継続的に行うことが特色で、年間350人の参加者を得ながら8年間実施してきた。当初の若手教員も中堅教員となり、若い教員を誘い、現在も参加している。いわば教師の自主参加型の研修モデルであり、教員の実践力向上をサポートし、さらに学校で働く楽しさを見つめる場を目指している。

(2) 大学や大学院の魅力を広める目的

現在は若い教員だけでなく、40代以上の参加が増えている。これは、「これまでの実践ではうまく行かない」という悩みを抱えた参加であり、若い教師がこの悩みを聞くことにより、教師人生や実践のあり方について相互の学びが生まれている。この学びは教職大学院の興味へと誘い、大いに大学院の周知に役立っている。実際にこの場から複数名程度が大学院に入学することもあり、修了後も継続している。この企画を活用し、学び直すことの良さを沖縄本島や離島で働く人にも伝えたい。

【目標】

沖縄県内の学校と琉球大学教育学部・教職大学院と連携し、教員の困り感、課題の解決に少しでも役立ち、実践力向上と働く楽しさを伝える場としたい。

【企画のねらい】

  1. 沖縄県の若い教師が抱える悩み、困り間を把握し、対応を一緒に考える。
  2. 学ぶ楽しさ、子どもに関わる仕事の面白さを伝える。またこれまでは沖縄本島で開催したが、若い教師を連れ、この機会に宮古か石垣の先生たちとも交流したい。
  3. 沖縄県内の学校と琉球大学教育学部・教職大学院との連携と相互理解を図る。
  4. 若手だけでなく、多くの教師の課題に対して、どのような実践により、それを乗り越えていくのかを主催側も学びたい。